霞む東京湾なれどこれまた宜し湊川俯瞰、185系”南房総満喫号”

”南房総満喫号”,9121M,撮影地:上総湊~竹岡
鉄道写真1629

3/19
毎年3月は、春盛りの房総エリアへのアクセス向上の為、多数の臨時列車が設定される。

数年前までの春の内房線臨時といえば、183系国鉄特急色編成が行き交っており、鉄ちゃん的にも美味しいネタ列車であったがそれは過去の話。

昨今は後継の波動用車両185系が担当することが多くなり、沿線の鉄ちゃんの数も大幅に数を減らした。
そして、本年も同車による『南房総満喫号』なる列車が設定された。

実はこの日の撮影紀行の本命はコレ、前々から185系ストライプ編成を上総湊の湊川俯瞰で狙ってみたかったのだ。
だが季節は春、ある程度の霞み景色は覚悟の上で山を登る。

立ち位置に到着すると、確かに霞んではいるがこれもまた宜し、カメラの設定をちょっといじれば何とかなるだろう。

構図は湊川と漁港、町並みがしっかり入る広めにセット、6連の209系にて大まかな長さを確認し本番を待つ。

程なくして上総湊駅を通過したであろう野太い警笛が聴こえると、眼下に国鉄最後の優等列車が威風堂々現れた。
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見頃を迎えた”いすみの菜の花”、昭和レトロな国鉄キハと共に

快速,100D,撮影地:城見ヶ丘駅
鉄道写真1628

3/19
季節は移ろいすっかり春の陽気、桜の蕾も綻び始め、あちらこちらで春の花々を目にするようになった。

春の花を語る上で忘れてならないのが鮮やかな黄色の花弁が目を引く菜の花、本年も菜の花ラインこと、いすみ鉄道沿線が見頃を迎えたようなので連休中日の日曜日に赴いてみた。

あちらこちらで群生する黄色い絨毯、撮影地選びに良い意味で悩むが、一先ず西大原から車を流してロケハン開始。
いすみの里では既に田んぼに水を張り、田植えの準備が始まっている所も見受けられた。

風が無かった為、水鏡カットも狙えたがやはりメインは菜の花、光線も考えるとやはり城見ヶ丘界隈がベストということで大多喜方面へ。

周辺は目論見通り大分咲き揃っている、オーバークロスにて撮影しようと思ったが、どうも見下ろした先の先客が気になった為、場所を変え城見ヶ丘の駅線に布陣してみた。

ここは超望遠でなければ狙えない、先日友人より購入したテレコンを装着し700mm相当で構える。
先行してやって来る普通列車で構図を確認したが、うん、悪くない!

そして8時30分過ぎ、普段見慣れない快速札並びに大原幕を出したレトロキハが城見ヶ丘駅に入線した。

駿河・遠江にて余生を送る”南海ズームカー”、大鐵フェスタ影の主役

普通,13,撮影地:五和~神尾
鉄道写真1608

3/11
EL重連、SL重連、SL単機回送などの催しに目が行きがちであった本年のSLフェスタであるが、もう一つ注目すべき企画が実施された。

現在大井川鐵道では2編成のズームカーが活躍しているが、そのうちの1編成に前身の南海時代に取り付けられていたヘッドマークを模した『マル普ヘッドマーク』がフェスタ開催の2日間限定で取り付けられるらしい、これは影の主役と言っても過言ではないだろう。

だが、こちらを本命にする訳にもいかず合間合間の撮影に努めるのだが、どうも納得のゆく結果に結び付かない。

そして、最後に訪れた地は山間区間とは雰囲気が全く違う住宅街、時刻は17時を回っているが、だいぶ日が延びたこともあり夕刻の柔らかい光線で撮影が出来そう。

建物の影が徐々に迫って来たが、列車は既に五和駅に入線しており通過は間もなく。
数秒後、駅を発ったズームカーが加速して我々の前を通過していった。

サイド重視で撮影した為、ヘッドマークはあまり目立たないが、この独特なフォルムが実に良い!

続・大井川鐵道『SLフェスタ』、”SL重連運転”トラ縞色塗装C10 8

”SL重連「かわね路13号」”,1003レ,撮影地:青部~崎平
鉄道写真1606

3/11
EL重連もさることながら、やはり大鐵フェスタのメインイベントはSLの重連運転であろう。
先頭はC10形8号機、今や大井川の地でしかその雄姿を見ることができない貴重な蒸気機関車である。

このC10形8号機、元は岩手県宮古市のラサ工業にて構内運搬用機関車として働き、その後大井川鐵道に譲渡された。

今回のSLフェスタ開催日は、東日本大震災が発生した3月11日と重なったこともあり、被災地へ応援の想いを込めてC108の連結器周りをラサ工業時代のトラ縞色に塗装して運転するという。

私は全く馴染みがないが、先輩方に伺うと涙物の企画だそうだ。

EL重連を撮影した際の立ち位置では、前面を協調出来ない為、予め確保しておいたお立ち台に機材一式移動、コロコロ変わる空模様に一喜一憂しながら暫しの待機。

そして遠方よりSLのドラフト音が聴こえた。
太陽光もしっかり降り注いでいる、はよ来い!はよ来い!

見えた!黙々と煙を吐き、旧型客車を引き連れた重連SLは大井川第二橋梁を通過していった。

大井川鐵道『SLフェスタ』、木霊する吊り掛け音と”EL機関車重連運転”

”EL急行”,1001レ,撮影地:青部~崎平
鉄道写真1605

3/11
未曾有の大惨事となった東日本大震災から丸6年、各地で追悼式典や関連イベントが催される中、大井川鐵道では本年も『SLフェスタin千頭』が開催された。

今年の目玉企画は何といっても電気機関車の重連運転、普段はSL列車の補機や構内の入換要因として活躍する縁の下の力持ち的存在であるELが主役となるのだ。

早々と公式HPに発表されて以来、この日を楽しみにしていた。
馴染みの諸先輩方からも、『11日大井川行くよ!』と、お誘いを受けた為、即座に遠征結構を決断、当日は日付の変わった0時に地元を発ち東名、新東名を西進した。

駄弁っていると約350キロの距離もあっという間、夜明け前には目的地である大井川第二橋梁に到着した。

既に無数の車列と、立ち位置には上下段とも三脚・脚立が乱立している状態、まだ暗く調整も出来ない為、取りあえず仮三脚を立て一旦その場を退いた。

徐々に空が明るくなると、目を疑いたくなるような光景が!ドン曇りなのである。
確かに現在地は南アルプスの入り口、必然的に雲が湧きやすい地ではあるのだが、ここまで天気予報が外れるとは思いもしなかった。

挙句の果てに雪までチラつく始末、一先ず立ち位置の調整の為、ポイントに戻るが何だかやる気が急降下、それでもまだ時間はたっぷりある為、回復を信じてひたすら待つ。

10時を過ぎると雲が切れ始め、時折太陽光が降り注ぐ。
前走りの南海ズームカーは、背景の山こそ曇ったが車両にはしっかりと陽が当たった状態で押えることができた。

さぁ~11時を過ぎ間もなくEL重連通過の刻。
耳を澄ませば、電気機関車の吊り掛け音が聴こえ、その音も徐々に大きくなる。

そして、編成が橋梁に完全に乗ったところでシャッターを斬った。

残念ながらほぼ曇りカットであったが、これはこれで良き味が出て個人的には満足である。
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